桃の皮むき
まずは良く洗って!
桃の皮の表面には、びっしりと細かいうぶ毛が生えています。これを流水で流しながら手でこすってよく洗ってください。このうぶ毛はこするとすぐに洗い流せますので、洗っていると皮の手触りがキュッキュと変わって、ツルツルになってくるのが良くわかると思います。
桃の表面を良く洗ったら、次は皮むき。
完熟している桃なら、包丁の刃を当てて少し皮をはがせば、そこからそっと引っ張っていくだけで、皮がはがれてきます。あわてず、優しく皮をはがしていければ簡単にきれいにむけますが、実の締まった桃や、硬めの桃は普通に包丁で皮をむいていきます。皮のすぐ裏の美味しいところをあまり厚く落とさないように、できるだけ薄く皮をむいてください。
桃の切り分け
合理的な桃の切り分けは?
桃はひとつの桃の中でも、甘い部分と味の薄い部分があります。美味しいところと、味の薄いところが、切り分けるときに偏ってしまうと、ハズレを引いたりすることが出てしまうので、くし形に切り分けるのが合理的。そうすれば、ひと切れの中に、バランス良く甘い部分が入ることになります。ただし、当たり外れがあったほうが楽しいという方はその限りではありません。大当たりを引いたときの幸せな感じは、合理性に変えられない喜びだったり・・(笑)。
桃の皮むき(アボガド法式)
目から鱗の桃の切り方がコレ。アボガドのように、皮をむく前に桃の割れ目に沿って包丁を入れ、そのまま桃を回転させて包丁を一回転。中心に種があるので、種に軽く当てながら一週回してください。そして両手で桃の切れ込みの左右を持って、ルービックキューブを回すように反対方向にぐるっと回すと、あら不思議。種がキレイにとれ、桃が二等分になります。種の残った方は、スプーンなどを使って種を取れば、ばっちり桃の実が種と分離できます。あとはくし切りにして皮をはがせばOK。この方法は、先に皮をむいてしまうと手が滑って力が入らないので、必ず皮をむく前に行ってください。
注意!:実の締まった桃は種と実が離れにくいので、この方法ではうまく種から実が外れない場合があります。
桃の皮むき(番外編)
伝統?の「そぎ切り」
ただひたすら皮をむき、何も考えずに桃の実の外側からそぎ落としていくだけの方法・・。実は桃の産地山梨でも、意外とこんなふうに何も考えずに桃の外側からそぎ落としていく切り分け方が、一般的に最も多いと思います。私の実家もそうですし、他の家に行っても、たいがいこうやって出されることが多いですね(笑)。産地だからこそ、余計にいろいろ気を遣わずに、シンプルに切ってしまうということもあるかもしれませんが・・。(^_^;)
つまりは・・難しく考えなくても桃は美味しいってことですね!みなさんも、それぞれのスタイルで楽しくいただいてください!