桃の歴史
桃の伝説〜古事記、桃太郎、桃の節句
桃は、日本最古の歴史文学書「古事記」の神話にも登場します。 桃の実は、悪魔を退散させるほどの神聖な力を持ち、いざなぎのみことより、。 大神実命(おおかむづみのみこと)という名前を賜わったと云われています。 この神話の悪魔を退散させる神聖な力、そして「桃」の関係と聞いてなにか思い出しませんか?そう、桃太郎の話が思い浮かぶでしょう。この神話が桃太郎伝説の元になったとも考えられているんです。
桃はバラ科?
桃は意外にも、バラ科の植物なんです。
桃は、実はバラ科に含まれるモモ属なんです。他にもバラ科の果物といえば、「あんず」や「いちご」「かりん」そして「さくらんぼ」もバラ科。意外とバラ科の果物って多いんですね。
桃は元々、中国のチャイナ黄河上流地帯が原産地と云われます。 元々は、薬用、食用、花卉として栽培され、1世紀ごろにペルシャを経由してヨーロッパに伝わりました。 日本にも自生していたともいわれますが、弥生時代に海外からも渡ってきたようです。
桃の産地
海外の桃の産地って?そして日本の桃生産量は?
日本は世界で6番目の桃の生産国です。その他、海外での生産量は、多い順に、中国、アメリカ、イタリア、フランス、 アルゼンチン、となります。
そして その日本国内での生産量は、平成18年で150,200tとなっており、 産地別では、ダントツで山梨県の生産量がトップ。次いで福島県、長野県 、和歌山県、岡山県、山形県の順になります。2位の福島県と、トップの山梨県の間には、2倍ほどの生産量の差があり、これこそが「桃と言えば山梨」といわれる所以です。